下関地区と同様非冷房の115系を置き換えるため、1994年から広島に続いて岡山地区にも投入され、独自の「マスカット色」に変更された。岡山電車区に4両5編成20両が配置され、山陽本線岡山近郊や宇野線等で使用された。
編成構成は全て0番台でクハ103形は1次改良型、中間車も1971年以降製造のユニット窓装備車で統一された。
冷房装置は全車一般的なAU75形搭載。
中間MM'ユニット3組に延命N40施工。
他の14両がN延命工事・戸袋窓閉塞施工済。
長く20両で推移していたが、ロングシートであることとトイレ未装備であることが不評だったので2004年に元マリンライナーの213系の転世亜で運用を離脱し、3編成が広島に、N40施工MM'ユニット1組が奈良電車区に転属し、MM'と編成を組成していたクハ2両は廃車になった。残る1編成は予備車となったが、2006年に廃車となり、一時期完全に消滅した。しかしその直後にアーバンネットワークの車両置換えで奈良電車区・日根野電車区から余剰車がそのままの塗装で転入して本形式の運用が再開された。
1994年と同じ0番台であるが、すべて同じ編成構成かつ初期車の比率が高く1編成は戸袋窓が残されている等比較的状態が良い。その後現在までに数回の車両交換があり、1994年の転入車と同じ構成の編成も在籍した。但し、塗装は転出元のままで統一されていない。2008年末からは広島からの転入も行われたが、こちらは塗装は変更されなかった。なお、現在は岡山地区から103系は引退している。